柔道整復師、鍼灸師、歯科衛生士の国家資格取得なら、福島医療専門学校(福島医専)

まう風

郡山市にある穴田歯科医院の歯科衛生士・加藤めぐみさん。結婚・出産・子育てと変化する女性のステージで自分を見失わず、患者さんや職場、家族が求める役割に応えようと奮闘する加藤さんを「まう風」としてご紹介します。

プロフィール

穴田歯科医院 歯科衛生士・加藤 めぐみさん

短大へ進学、歯科助手として6年勤務するなかで歯科衛生士への夢が芽生える。働きながら3年間福島医療専門学校にて学び、歯科衛生士となり、結婚・出産で一時退職するも復帰して再就職。現在、子育てをしながら働き続けている。

風のしるべ
経験が活かせる資格を

「そのうち働けなくなるかもしれない。」歯科助手として働いていた頃、加藤さんには漠然とした不安がありました。経験が蓄積されていくという実感が薄いままで、若い新人が次々と入ってくる様子を、目の当たりにしていたことが原因のひとつでした。経験を積めば積むほど重宝される、歯科衛生士との違いを肌で感じ、ずっと仕事を続けるには国家資格が必要であることが分かっていても、働きながら3年間学ぶことへ躊躇していました。福島医療専門学校への入学まで、タイミングを見極め1〜2年見送っていたといいますから、加藤さんにとって大きな人生の転機だったことは間違いありません。

現在、歯科衛生士として勤務している穴田歯科医院。加藤さんが「感謝しかない」と言うほど患者さんだけでなく、スタッフ間にも心配りが浸透している。

風のしるべ
子育てのプラス効果

念願叶って歯科衛生士になった後に結婚し、出産のために一度は退職を決めた加藤さん。資格を活かせる自信に背中を押され、子どもが生後6ヶ月を迎えた時、再就職の道を選びました。出産したことで、子育て中の患者さんの気持ちが分かるようになり、時間がとれない事情に配慮して治療法を提案したり、お子さんと一緒に来院する方法を勧めたりと、独身時代と違って実感を伴った働き方ができるようになりました。

同時に、子どもが体調を崩した際の勤務中の外出で、患者さんをキャンセルしなければならなくなるなど、幼い子を持つ母親ならではの葛藤も経験しました。しかし、理解のある職場に恵まれた加藤さんは、場合によっては勤務先に子どもを連れてくることも許されています。職場への感謝の気持ちを、患者さんに還元しようと前向きに仕事をこなし、休日には筋肉痛になるほど子どもと遊んでいます。オンとオフの両立は、加藤さんが子どもを持つことで開けた新しいステージでした。

平日が休みなので、公園はほぼ貸切になるそう。病院も行けるし、銀行も行ける、メリットの多さがお気に入り。

風のしるべ
勉強は自分の財産

歯科助手として働いていた頃は、持ち場の範囲が決められていて、仕事がマンネリ化してしまっていました。例えば、事務処理だけでなく歯科医師が治療しやすい方向へ導くなど、歯科助手の分野でも努力や工夫でやりがいを感じることはできます。しかし、知識や経験から派生する責任の重みや、患者さんに深く寄り添うことは、歯科衛生士ならではのやりがいと言えるでしょう。このことから加藤さんは、資格を取るために勉強したことが、自分の財産であるという思いを強くしました。
男性や年配の患者さんにも、リラックスしてもらい話しやすい存在になりたい。口臭の悩みなど、とても他人に話せないようなことを打ち明けてもらえた時、加藤さんはとても嬉しくなるそうです。コミュニケーションを築き、他人行儀の壁を越えて、かかりつけとして通院してもらえることは信頼の証であり、患者さんの役に立っていると自信を持って働き続ける礎になっています。

風の通り道

短大へ進学

会社勤務

歯科助手として歯科医院勤務(6年)

福島医療専門学校在学 歯科医院で朝から夕方まで勤務(3年)

歯科衛生士として引き続き歯科医院勤務(2年)

結婚・出産を機に退職

第1子生後6ヶ月で歯科衛生士として再就職

風を慕うひと

お子さんを保育園で担任させていただいて1年足らずですが、お迎えや遠足などでも、子育ての様子が垣間見えます。連絡帳には、事務的な内容ではなく、どうやって接しているか、どのくらい遊んでいるかを細かく丁寧に書いて下さるので、こちらも普段の姿を想像しやすく助かっているんです。フルタイムで働いているのに、休日もめいっぱい一緒に遊んでいて、とても尊敬しています。体を大切にして、仕事と子育てお互いに頑張りましょうね。(認定こども園 くるみの木 担任 宇津木先生)

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